うまなり CSR構想インゼミ 全体写真2015

第5回CSR構想インターゼミナール

  • 日時: 2015年10月9-10日(金・土)
  • 名称: 第5回CSR構想インターゼミナール
  • 場所: 大学セミナーハウス(東京都八王子市)
  • 主催: 第5回CSR構想インターゼミナール実行委員会
  • 後援: 慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所「慶應―国連PRMEプロジェクト」
  • 参加: 全国8大学8ゼミ

審査と表彰

  1. 発表時間  :15分間の口頭発表と5分間の質疑応答を予定しています。この時間内を審査対象とします。
  2. 自己ゼミ紹介:発表前、5分程度の自己ゼミ紹介を求めます。この時間については審査対象外とします。
  3. 発表方法  :MS-PowerPointなどで作成したスライドを用い、口頭でご発表ください(動画・音響の使用可)。
  4. 登壇者の人数:問いません。倫理的考察
  5. 配布資料  :別途、資料を会場で配布することも認めます。ただし配布物を各ゼミで用意し、当日持参してください。持参枚数は参加人数決定後、後日案内します。例年100-120部程度です。
  6. チームワーク

審査委員

高橋 浩夫 先生 (日本経営倫理学会前会長)

河口 洋徳 氏(一般社団法人経営倫理実践研究センター専務理事、事務局長) うまなり CSR構想インゼミ2015 審査委員高橋先生 うまなり CSR構想インゼミ2015 審査委員河口氏

研究発表

・ゼミの指導教員、および学生代表を主たる審査員としてプレゼンテーションとポスターを評価対象とします。

  1. 先見的な構想力
  2. 分析のち密さ
  3. 整合性
  4. 倫理的考察
  5. 発表上の工夫
  6. チームワークと対応力
  7. うまなり CSR構想インゼミ2015 会場 うまなり CSR構想インゼミ2015 会場 うまなり CSR構想インゼミ2015 会場 うまなり CSR構想インゼミ2015 会場 うまなり CSR構想インゼミ2015 会場 うまなり CSR構想インゼミ2015 会場

第1発表 関西大学社会安全学部 高野一彦ゼミ

「人材シニアサービス ~高齢者と保育の融合による女性の活躍推進~」(学生代表:宮本大将)

うまなり CSR構想インゼミ2015 高野ゼミ

ゼミ紹介
 私たち高野ゼミは研究テーマを「企業法学」「CSR」「情報法学」の三つの柱を軸に「企業」に焦点を当てて研究をしています。 当ゼミの特色としてゼミ内で部課長制を敷いていることが挙げられます。各メンバーが部長などの役職につき、定期的に部課長会議と称してゼミの進捗状況の共有や、今後の方針を決める会議を行っています。毎年の恒例行事として当インターゼミナールの参加やBERC寄付講座の授業でご来校、ご講演頂いた企業の方とのディスカッションや研究チームによるプレゼンテーションを行っています。ゼミ活動の半年分をかけて臨んでいるインターンゼミナールなので先生と歴代ゼミ生の悲願である優勝を目指します!

発表概要
 日本の日本酒の蔵元の数が近年激減している。地域の伝統文化としても取り上げることのできる日本酒の売り上げが落ちていることや日本酒離れが進んでいることが問題として挙げられている。また、樽業界も衰退し、樽職人の減少も問題視されている。以上のことから、衰退している日本酒業界と樽業界を活性化させるために、それぞれの業界の魅力を引き出し、社会的価値と経済的価値を同時に生み出すことのできるCSVを私たちが小澤酒造に提案する。

第2報告 拓殖大学商学部 潜道文子ゼミ

「酒蔵を守りたい!――小澤酒造へのCSV提案」(学生代表:鈴木奏子)

うまなり CSR構想インゼミ2015 潜道ゼミ

ゼミ紹介
  企業の経営戦略の視点から「企業と社会」の関係を研究している。特に近年は、企業の社会的責任(CSR)を戦略的視点で考察し、先進的CSR経営を実践している企業におけるCSR経営への取り組みと、業績および経営戦略との関係を検討している。また、ビジネス手法を用いて社会的課題を解決するソーシャル・エンタープライズ(社会的企業)の活動に着目し、日本におけるソーシャル・エンタープライズの現状、およびCSR経営への示唆について研究している。

発表概要
 日本の日本酒の蔵元の数が近年激減している。地域の伝統文化としても取り上げることのできる日本酒の売り上げが落ちていることや日本酒離れが進んでいることが問題として挙げられている。また、樽業界も衰退し、樽職人の減少も問題視されている。以上のことから、衰退している日本酒業界と樽業界を活性化させるために、それぞれの業界の魅力を引き出し、社会的価値と経済的価値を同時に生み出すことのできるCSVを私たちが小澤酒造に提案する。

第3発表 埼玉大学経済学部 水村典弘ゼミ

「ミャンマーの雇用における問題――現地からミンガラバー」(学生代表:太田一誓)

うまなり CSR構想インゼミ2015 水村ゼミ

ゼミ紹介
 水村ゼミは「日本企業と国際開発」をテーマに掲げて活動してきている。今年度は、「アジアのラストフロンティア」と評されるミャンマーに焦点を当て、「現地法人を設立した日本企業が現地の経済にどのような影響を与えるのか」について研究した。 ゼミでは、文献講読に基づく議論を重ね、上記テーマについての理解を深めている。また、フィールドワークにもウェイトを置き、日本企業の国際開発型ビジネススキームの 先行事例や、JICA(国際協力機構)職員で東南アジア方面の駐在経験者(本学兼任講師)へのヒアリング調査を踏まえ、2014年12月12日~7日間の日程でミャンマーへ渡航した。現地では、在ミャンマー埼玉県人会の協力で日本企業の現地法人社長へのヒアリングや、現地資本の宝石加工事業者(Golden Palace Gold and Jewelry Jewel Collection Manufacturing Co. Ltd.)の工場見学を通じて、雇用の現地化に伴う経営課題の原因を抽出した。

発表概要
 近年、日本企業の進出先としてミャンマーが挙げられており、その現地住民は勤勉であるという情報をメディア媒体から取得できる。しかし、現地ヒアリングを通じて、無断欠勤や遅刻を繰り返すミャンマー人に辟易する日本人経営者が多い事実を知った。この理由を調べ、改善策を見つけるべく調査を行った。本研究では、なぜ働かないのかの原因を特定し、雇用側(経営者)と被雇用側(労働者)の労働意識の歩み寄りを基軸に置いて、改善の可能性を提示する。

第4発表 関西大学商学部 横山恵子ゼミ

「キミもまだ間に合う!!~BOPビジネスの傾向と対策~」(学生代表:辻本紗季)

うまなり CSR構想インゼミ2015 横山ゼミ

ゼミ紹介
 私たち関西大学商学部の横山ゼミは、ソーシャル・ベンチャーや中小企業研究を行うゼミで、現在、4回生は16名、3回生は15名在籍しています。我々3回生は、3つのチームにわかれ、各チームで自主的に研究テーマを設定して、調査研究を進めています。今年のテーマはBOP、ニッチ市場、ユニークな雇用制度の3テーマです。各テーマの中で、興味がある分野や成長を見込める企業を丹念に調査分析しています。授業内の活動のみならず、授業外でも積極的に企業訪問やインタビュー調査などを行っています。指導教員含め、一同非常に仲良く切磋琢磨しあい活動しています。ゼミ・スローガンは、「がむしゃらに生きる」です!

発表概要
  世界の様々な社会問題を解決するため、企業はCSV(Creating Shared Value)に注目しています。CSVの一つの例であるBOPビジネスに関心のある私たちは、BOPビジネスの過去、現状、経過、展望について調査しています。そして、その結果を発表します。 BOPビジネスが過去どのような形態で行われていたのか、そしてこれからどう変化していくのか。また、BOPビジネスに対して我々大学生や社会人がどのように関わることができるのかといった点について文献・事例調査を踏まえて考察を進めます。

第5発表 慶應義塾大学商学部 梅津光弘ゼミ

「Microsoft 製品を用いたCSR活動」(学生代表:富田雄登)

うまなり CSR構想インゼミ2015 梅津ゼミ

ゼミ紹介
 梅津光弘研究会では週2日、47名の学生が集まり倫理的な観点から企業経営を捉える企業倫理学を研究しています。47名の学生は様々なバックグラウンドをもち、個性豊かです。ゼミ中はケーススダディーを中心としたグループディスカッションが行われるため、学生間の仲はとても良いです。 また、勉強のみならず学内のソフトボール大会での優勝をはじめ、様々なイベントに参加しており、団結力の強いゼミです。

発表概要
 近年、中高生は様々な要因で自分の将来について希望が持てなくなってきている。その原因の多くが将来遭遇するであろう様々な問題について不安があるからである。そこで、私たちはこの企画を通して中高生が抱えている様々な不安要素の議題について考える機会を与え、自分自信の将来に希望・自信を持ってもらい、より意欲的に行動できるように支援したいと思う。今回は日本マイクロソフト株式会社にご協力を頂き、マイクロソフトの製品であるSkypeを利用しディベート形式のイベントを考えている。

第6発表 東北学院大学経営学部 矢口義教ゼミ

「女川町の災害復興FMによる防災意識の向上――ラジオによるコミュニティ防災の推進を目指して」(学生代表:佐藤慎也)

うまなり CSR構想インゼミ2015 矢口ゼミ

ゼミ紹介
 私たちの所属する矢口ゼミでは、CSR(企業の社会的 責任)や環境経営など、企業の社会性 について学んでおり、経済や社会を見る視点を養っています。ゼミでは、ゼミ生がペアを組んで発表に臨み毎回活発な質疑応答がなされており、発表力や質問力、さらには様々な知識を習得することで、社会人としての基礎力も養え、毎回非常に有意義な時間を送っています。さらに、 矢口ゼミの必修科目では、学部内の複数のゼミと交流する機会が多いので、人脈を更に広げることができ非常に充実しています。
 また、矢口先生はとても物知りで温厚な方で、真面目に取り組んでいる学生に対しては途中で見捨てることなく、最後まで面倒を見てくれるとても頼もしい先生で、私たちゼミ生からとても愛されています。
 ゼミの雰囲気はとても明るく、ゼミ生同士で楽しくお酒を飲んだり、旅行に行ったりしており、また、授業時は真剣に取り組み、活発な議論もなされ、スイッチの切り替えが上手くできているゼミであると感じます。夏休みのイベントとしては、キリンビールの工場見学にみんなで行き、ビールを飲みながら楽しく語り合い、絆を深めることが出来ました。授業以外の場でも、日々交流を深めています。

発表概要
 私たちの研究は、東日本大震災時に臨時的に設置された災害復興FMが、復旧・復興が一定程度進展した現在において果たす役割について研究し、提案をするものです。災害復興FMは、コミュニティ・ラジオとして復興情報を共有することで、被災地域のコミュニティ再形成に重要な役割を果たすと考えられます。現在、被災地域の災害復興FMは、その役割を終えたり、形態を変容させています。
 私たちは、現在も災害復興FMが存続し、また激甚災害地域のなかでも比較的に復興が進んでいる女川町を調査・研究対象とします。女川町の災害復興FMの現状を調査し、今後も継続させるための課題を浮き彫りにするとともに、継続するための意義を探ります。それこそが、防災意識向上に貢献するラジオとしての意義であり、その方策を本研究では探っていきます。

第7発表 常葉大学経営学部 文載皓ゼミ

「日本の大学生の情報倫理に関する意識調査」(学生代表:遠藤隆真)

うまなり CSR構想インゼミ2015 文ゼミ

ゼミ紹介
 教養として身につけること:タイムマネジメント、資料の検索方法、論文及びレポートの書き方などについて時間を使う。 CSR:「企業が社会のステークホルダーへの責任をどのようにとるのか」を基本的なテーマにし、基礎的な理論について勉強した。 CSRの原点「三方よし」や文先生の論文を読んでCSRの知識を深めた。

発表概要
 近年、個人情報保護法の制定に見られるように、日本ではSNSやビッグデータなど様々なICTを活用することによって期待される利便性とは裏腹に、様々な社会的な事件の発生のような諸問題に直面している。このような観点から、本研究では、とりわけSNSなどICTの利用が多いと判断される日本の大学生を対象にし、情報倫理の実態調査を行うことを主な目的とする。
 また、本研究の特徴は、大学生の情報倫理意識調査を単なる仮設とし、それを単に検証するレベルだけでなく、情報倫理教育も行い、それらの教育を受けた学生たちと受けていない学生たちの比較を行うことにある。
 さらに、ゼミナール学生たちを研究主体者として参加させることによって、単なる調査対象から、協力者としての役割も果たすことも期待する。

第8発表 東北大学経済学部 高浦康有ゼミ

「東北で働く?――人材確保へのアプローチ」(学生代表:加福礼)

うまなり CSR構想インゼミ2015 文ゼミ

ゼミ紹介
 ゼミでの活動内容は、企業や行政の CSR 活動についてその意義と必要性を事例分析によって研究している。具体的には、ディスカッション形式を取っており、指定された課題についてあらかじめ各自で研究・考察を済ませたのち、論の確実性や相違点などの意見交換を行って理解を深めている。教科書は、『企業倫理』(白桃書房)と『企業の社会的責任の徹底研究』(一灯舎)である。またゼミの最終報告会では、チームごとに別れて実際の企業の CSR レポートを読み込み、評価すべき点や問題点などをプレゼンした。ゼミでは個人が各々、企業行動について倫理的に、また長期的な視点に立って分析をしている。 でCSRの知識を深めた。

発表概要
 私たちは東北地域復興という課題に対して、産業的かつ長期的な視点に立って問題提起を行った。そこで、経済を支える最小単位である“人”に着目し、人材確保という切り口から課題の解決法を考えるに至った。現状として、就職に伴う新卒大学生の都市部への流失、地方への就労者の流入の不足が問題の1つにある。この事態を打開すべく、東北地域の若者に対して地元での産業発展への従事を促進する具体策を調査・研究し提言を行う。この提言にあたり、地域産業の歴史や若者の働く意識などに関する調査・研究から得られる仮説をもとに、東北の産業構造と若者の求めるもののギャップを解消し、東北地域として都心部や他地域との差別化に留意した具体策の提示を目標としている。

表彰

最優秀賞 東北学院大学経営学部 矢口義教ゼミナール

優秀賞 慶應義塾大学商学部 梅津光弘ゼミナール

佳作 東北大学経済学部 高浦康有ゼミナール

努力賞 拓殖大学商学部 潜道文子ゼミナール