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阿久津聡 2003 「ブランド価値経営の本質」『一橋ビジネスレビュー』2003 WIN. Pp66-85





1 はじめに
2 インテルの事例 ーブランド価値経営への道のり
3 ブランドから見た「失われた10年」
4 ブランド価値を理解する
5 ブランド戦略を理解する
6 ブランド価値経営に向けて



「ブランド価値経営とは、企業が全社レベルで意識的にブランド価値の向上に取り組むことによって、より効果的に経営戦略を立案・運行していくことである」(p67)

「インテルがインサイド・プログラムのパートナーになると、「インテルインサイド」ロゴが入った印刷広告コストの30−50%が払い戻され、インテル製品購入の際にも3%の割引が受けら得た。(・・・)「一方、多くのPCメーカーがこぞって自社製品にインテル製品が入っていることを声高にアピールするのを見て、消費者はインテルがPCの製品と性能を保証するものだと一層強く確信した」(P72)

「M&Aの増加によって企業価値の測定ニーズが高まるとともに、企業価値の中心が工業等の有形資産からブランド等の無形資産に移行していることが現実問題として顕在化してきた」(P76)

 「(…)同じブランドの名の下にありながら、知識の所有者は従業員、顧客、投資家と変遷している(・・・)」(P77)

 「ブランドの価値の直接的な源泉が組織知ではなく、顧客知だからである」(P78)

「重要な組織知、組織活動すべてが1つのブランドに集約され、顧客も基本的にそれしか認識しないというモデルは、当然のことながらリスクが高く、カテゴリーやセグメントが十分に絞り込まれていないと効率も悪いことが多い」(P79)

 「ブランド(体系)のあるべき姿というのは、企業側が目指すブランドのアイデンティティであり、ブランド価値からみた企業の将来像とでもいえるものである」(P83)

 



041018作成



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